ジジ抜き

トランプでババ抜きというのがあるじゃない。ペアにならないジョーカーを最後まで持っていた人が負けっていうゲーム。一方でジジ抜きっていうゲームもあるじゃない。こちらは、トランプ一セットから1枚だけ抜いて最後にペアにならないカードを持っていた人が負けっていうゲーム。ジョーカーがペアにならないと最初から分かっているババ抜きに対して、ジジ抜きではどれがジジなのかはある程度ゲームが進むまでわからないよね。

さて問題です。
ジジ抜きにおいて(当然ながら一人であるいは二人でやるということは考えない)、自分の手元にあった、ある1枚のカードが隣の人に渡り、それがしばらくたつと再度自分のところに戻ってきた。そうすると、そのカードはどの人の手の内でもペアにならなかったカードなので、そのカードがジジである。この判断は正しいか正しくないか。

インドカレー定食

職場近くにはインドカレー屋が結構あるのだが、そのうちの一店が店先に「インドカレー定食」とメニューを掲示している。「ランチ」でも「セット」でもなく、漢字で「定食」だ。写真を見る限りは、カレーとナンとサラダが付いたセットのようなのだが、なぜ「定食」と名付けたのか気になって仕方がない。

読了:ヴァンダル興亡史 地中海制覇の夢【電子書籍】[ 松谷健二 ]



 ゲルマン民族ヴァンダル族王国史。もともとヴァンダル族はスカンジナヴィア半島の出だとされている。かれらはいわゆる「ゲルマン人の大移動」とされる時代に、ドイツ>ガリア(フランス)>スペイン>ジブラルタル海峡をアフリカに渡り最終的にはカルタゴまで移動した。海賊業で地中海を鳴らしたものの王国は跡形もなく滅びてしまう。

この時代の主要なゲルマン民族としては、ガリアのフランク族、イタリアの東ゴート族、スペインの西ゴート族、アフリカのヴァンダル族、それから分裂したての東西ローマ帝国(西ローマは476年に早くも滅亡)との関わり、キリスト教カトリックとアリウス派の対立(ローマはカトリック、ゲルマン民族は基本的にはアリウス派)を軸に話が展開される。

後半に向かってとにかく人名がたくさん出てくるんだけれども、聴きなじみのない響きの名前ばかりで、だれがどの国の人?えと誰の子供だっけ?誰と誰が対立してるんだっけ?とか大混乱。ある程度この時代に関する知識がないと厳しいかも。ただ、松谷氏の文体は一文が短く講談風に読めるので、分からなくても筋だけ追うならさくさくとは読める。アフリカにまで渡ったゲルマン民族ヴァンダル族に興味があればぜひ。

ヴァンダル興亡史 地中海制覇の夢【電子書籍】[ 松谷健二 ]

ゼロの未発見

紀元前1年の翌年は紀元後1年つまり西暦1年。西暦0年という年は存在しない。
【補足】天文学は除く

読了:文庫 銃・病原菌・鉄 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) [ ジャレド・ダイアモンド ]



以前からいつか読まなければと思っていたジャレド・ダイアモンド著の「銃・病原菌・鉄」。ピュリツァー賞受賞の現生人類の進化と文明史。「銃」「病原菌」「鉄」そのものをテーマにした作品ではなく、人類が他地域への侵攻をする際に重要となったものを象徴的に挙げてタイトルにしているに過ぎない。

人類の他地域への侵攻が成功したかしなかったかは、成功したほうの人類が優れているからだという思い込みを否定している。主な要因は地理的あるいは時間的なものであるとする。説明するさいに疑問として提案するものが、天然痘は旧世界から新世界へ広がったが逆じゃないのはなぜ?ユーラシア大陸では馬を家畜化したのにアフリカ大陸ではシマウマを家畜化しなかったのはなぜ?という感じで、「なるほどなぁ、そういう見方で考えれば確かにおもしろい」と思うものばかり。

ただし解説がとにかく懇切丁寧すぎて、今読んでいる話題が全体の流れの中のどの部分なのかを見失うことしばしば(その章の中でさえも)。これは自分の読解力が拙いだけなのかもしれないが、とにかく読みきるのに数ヶ月もかかってしまったよ。さくさくと読み進められなかったのはちょっとつらかった。そうはいっても、じゃ余計な論点やつまらない記述であふれているのかというとそういうわけではなく、どの部分もそのものの話題は面白くてそれゆえに、今どんな文脈でその話しているんだっけ?ということがわからなくなる感じ。

日本語訳にちょっと引っかかる部分がいくつか(個人的思い込みによる部分はあるかも)。例を挙げると
・「アンナ・カレーニナの原則」:自然システムの例としてたとえるのであるから「法則」の方が適切では?
・「自然淘汰」:学術書でもあるわけだから学術用語としての「自然選択」を使うほうがよいのでは?そのほうがより文脈にも則するし。
・「ユーラシア大陸にくらべて、アフリカ大陸、南北アメリカ大陸、そしてオーストラリア大陸では動物の家畜化が進まなかった。その理由は、~」という文を読めば、当然以下に動物の家畜化が進まなかった理由が書いてあると思いながら読むよね?でも実はそうじゃないんだよ、この文は。そのあと4,5行後にようやく文末がくるんだけれども、そこには「~からなのだろうか。」とあるんだよ。疑問文だよ、疑問文。衝撃の文末だよ。激しく脱力だよ。ヘナヘナってなったよ。おそらく英語の構文的には文頭で判断できるのだろうが、これは日本語訳に失敗しているよな。再度この4、5行を読み直す気力はなく、トホホな気分でトボトボと先に進んだよ。こういう点でも読みにくさを感じた。

文庫 銃・病原菌・鉄 上 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) [ ジャレド・ダイアモンド ]
文庫 銃・病原菌・鉄 下 一万三〇〇〇年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) [ ジャレド・ダイアモンド ]

八十八夜も過ぎたというのに

冬用掛け布団を片付けたらこの寒さ。明け方、薄掛けだけではあまりにも寒くてこのまま凍えて死んでしまうのではなかろうか?と思った。朝起きたら、死んでなかったけど。

パッキャマラード

以前にも触れたけれども「クラリネットを壊しちゃった」という子供用の歌があるではないか。あの歌でクラリネットの音を「パッキャマラード」と表現しているのだが(擬音語?)、これってかなりシュールな表現だなぁと思うわけだ。少なくとも自分はクラリネットの音が「パッキャマラード」と聞こえたためしはない。

それはさておき、最近この歌が脳内再生されるさいに、「パッキャマラード」が「パッキャマ豚脂」に変換されて困る。スーパーなどでご自由にお取りください状態の小分けされた白い塊が映像として浮かんでいるのだ。

追記(2018-05-11)

【豆知識】「クラリネットをこわしちゃった」の知られざる事実 → 実はクラリネットは壊れてなかった?

血圧計が壊れた

血圧を毎朝測っているんだけれども、使っている血圧計は、当然スマホ連動で手で記録を残す必要がないやつ使ってました。先日血圧計が壊れました。測り始めたのは2年ほど前からなんだけれども、今回壊れたのは2代目。1代目2代目とも外国メーカーの同じ血圧計(メーカーも型番も)だったんだけれども、1年ごとに買い換えるくらいのペースって普通なの?今度は国産のスマホ連動血圧計を買いました。どのくらいもってくれるかね。

血圧計を乗り換えることで困ることが一つ。月に1度くらいのペースでかかりつけの医者に血圧測定結果をグラフにして渡しているんだけれども、今まで蓄積してきた血圧データが無駄になりそうでどうしようかと思っている。スマホはiPhoneを使っているので「ヘルスケア」でデータを継続して蓄積できることは分かった。「ヘルスケア」からデータをダウンロードするとそれがxml形式データであることも分かった。しかしそのxmlファイルから血圧データだけを取り出す方法が分からない。取り出せさえすればグラフにするのは可能だと思っているんだけれども。教えてえらい人。