足掛け2年

12月31日23:59:59から翌年1月1日00:00:01までは2秒(うるう秒の場合は除く)だが、足掛け2年でもある。

読了:無菌病棟より愛をこめて (文春文庫) [ 加納 朋子 ]



ミステリー作家加納朋子のノンフィクション。急性白血病にかかった自身の入院治療体験をつづる。レアな体験を記録せずにはいられない物書きの性。絶望的な体験、苦しい闘病生活の中で、何が大切か、何をしなければいけないか、具体的にわかりやすく書かれているのでおもしろい(不謹慎か?)。がん治療ってこういうものなんだ、無菌室ってこういうところなんだと、知ることができる。また、家族友人、病院スタッフ、医療技術の進歩、多くのものに支えられていることへの感謝をつづる加納の視点は、彼女の日常ミステリーと同じくユーモアも交えつつ暖かい。できるだけ多くの方が希望を持って治療に臨めるようにというメッセージが込められている。

無菌病棟より愛をこめて (文春文庫) [ 加納 朋子 ]

パトラッシュ、僕はもう疲れたよ

全然できた気がしなかったので、ここでは黙ってましたが、実は今年も安全確保支援士の試験受けました。本日結果が発表されまして、今年も案の定、不合格でしたよ。情報セキュリティに強い人材を育成することは国家規模で重要視されていて、経産省も力を入れているわけではあります。安全確保支援士の試験が春と秋の年2回も行われるくらいです。しかし、ラフは春は毎年S吹奏楽団の定期演奏会本番と重なって受けられないので、いつも秋のみ挑戦。毎回不合格を重ねてもうかれこれ4回目の挑戦だったかな?いい加減にうんざりしてきたよ。僕は情報セキュリティには一生疎いままで死んでいくのかと覚悟を決めかけてますよ。S大臣をバカにできないよ、トホホ。もう疲れたよ。

今年は、思いもよらず最後の試験であと1点足りなかった(午前Iは免除のため成績なし)。惜しいといえば惜しいのかもしれないが、そこまで点が取れたのがなぜかわからないくらいなので、実力としてはもっと低いはず。事前講習で「あと1点で落ちる人が毎年たくさんいます」と聞いていたけれども、まさか自分がそれになるとは。来年どうしよう。もう本当に疲れたよ。

パトラッシュ、僕はもう疲れたよとは (パトラッシュボクハモウツカレタヨとは) [単語記事] – ニコニコ大百科

Rからは、この前受けた資格試験で合格したと報告もらった。さすがである。おめでとう!!

眠くて死にそう

 死にそうなほど眠い、眠くて仕方がない、という状況に翻弄されている夢を見た。実際に寝ているのに、眠くて死にそうな思いをするなんて。睡眠怖い。

病気名外来語は難しい

 海外に住むと困るのは病院らしい。症状を伝えるのも難しいらしいが、問診表も書くよりも前に何が問われているのかさえ分からないとか。

そういえば中学の英語の教科書に、盲腸で入院している友達を見舞うシチュエーションがあった。盲腸というか虫垂炎はappendicitis(アペンディサイティス)なのだが、中学英語にしてはかなり難易度の高い単語だよね。でもまぁ、中学生あたりが日常の当たり障りのない病気で入院するとなると、虫垂炎くらいが適当なのだろうな。ガンで入院とか重すぎるし(でもcancerは習ったような気がするのはなんでだろう)。ちなみにappendicitisとappendix(付録とか付記とかで本とか書類の最後についていることが多い)が同じ語源だということに気づいたのはつい最近。

コアなユーミンファンにとっては「ミエロジェーナスロイケミア」(Myelogenous Leukemia)というものは常識であろう(歌詞に出てくる)。ちなみにこれはドイツ語で骨髄性白血病。

読了:皇帝フリードリッヒ二世の生涯【電子書籍】[ 塩野七生 ]



塩野はその著書「ルネサンスとは何であったのか」において、ルネサンスの先駆けは聖フランチェスコとフリードリッヒ2世だと述べている。なぜ神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ2世がルネサンスの先駆けと考えられるのか、本書ではフリードリッヒ2世の生涯を描く。キリスト教が絶大な力を持った中世半ば、ローマ法王インノケンティウス3世は「法王は太陽、皇帝は月」と主張するのに対して、フリードリッヒ2世はキリストの言葉「カエサルのものはカエサルに、神のものは神に」(カエサルとは皇帝のこと)に帰って政教分離を目指しローマ法王と対立した。フリードリッヒ2世がそのような考えを持った背景、どのような統治を目指してどのような施策を行ったのか、そして死後に彼の属すホーウェンシュタイン家は没落したが、確実にルネサンスへの向かう様子が描かれる(ルネサンスが大輪の花を咲かせるのはこの約200年後)。ローマ教皇庁が中世の代名詞ともいえる異端裁判所を開設したのもフリードリッヒ2世に対抗してのものというのが非常に面白い。中世のど真ん中、十字軍時代、ルネサンスに向かう動きが芽生えたときに、悪名高き異端裁判所も開設されたのだ。

皇帝フリードリッヒ二世の生涯(上)【電子書籍】[ 塩野七生 ]
皇帝フリードリッヒ二世の生涯(下)【電子書籍】[ 塩野七生 ]

はじめての姪との出会い

 弟の娘、いわゆる姪と呼ばれる存在に、初めて会った。へぇ、こんな子だったんだ。と、小学5年生だとか。今まで会ったことがないということのほうがおかしいのか?学校のクラブの金管バンドに所属していてトロンボーン吹いているんだって。おじさんもトロンボーン吹いているんだよ。

遺憾

 「はなはだ遺憾」というのは「とっても残念」と感想を述べているだけだ。「遺憾の意を表する」も「残念に思っていることを表明する」ってだけ。「遺憾」は謝ってなどいないし、怒ってもいない。思うように事態が進まなかったことを「残念に思う」っていうことなので、皮肉っぽく非難する雰囲気はあるかもしれないが、大したことは言っていないのである。

 謝るならちゃんと謝ろう。

「高輪ゲートウェイ」

即座に考え直すべき珍名「高輪ゲートウェイ駅」~山手線新駅名から透けて見える「ポスト・トゥルース」

本文中「荒井(松任谷)由実」の漢字が「実」ではなく「美」になっているのはご愛敬。現実的観点からなぜやめたほうがいいのかは説得力あり。

「高輪ゲートウェイ」に批判、「虎ノ門ヒルズ」に納得の声が多い理由

なぜ「ゲートウェイ」なのかにJR東日本のプロジェクトあり。まぁこれが決定した背景なんでしょう。ちゃんと説明すればいいのに。

白い恋人

Aさんが北海道出張のお土産に石屋製菓株式会社の有名な北海道土産を買ってきてくれた。翌日、別途北海道出張に出かけていたBさんが同じ石屋製菓株式会社の有名な北海道土産を買ってきてくれた。連日、恋人まみれ。