秋の本番

 本日はS吹奏楽団秋のイベント参加の本番。イベントは区内で活動している若手(幼少より高校生まで)が活動している音楽団体の発表会なのだが、S吹奏楽団の団員が舞台転換を担当するのと引き換えに、出演させてもらっているみたいなイベント。

出演はほぼ小学生団体ばかり。まぁ正直言うと、ほぼどこの団体もおどろくほど下手というか聞くに堪えないものです。まだまだ若いし、楽器を始めたばかりだろうから技術的なレベルに関しては多大な期待をしても無理だろうから、がんばってね、がんばったね、としか言えないんだけれども、ただ「これでいいのか?」とは思う。下手であったとしても、こういう演奏で人前に出てしまうことで、彼ら彼女らが「こういう演奏でいいんだ」とは思って欲しくない。上手くなくても、もっといい演奏を目指したいと思って欲しい。指導者もそういう方向に持っていくように努めて欲しい。いかんせん団体がいわゆる公立学校のブラスバンド部ばかりなので、「教育的であること」っていう制約はあるのかもしれない。でも、こういうところが音楽「教育」のなんか違うよなぁとラフが思う点なのだ。

さて、自分たちの本番。今回は事情により先生の指揮ではなく団員指揮による演奏だったんだけれども、自分が予期していたよりかはずっとましな演奏だった。練習は先生が面倒を見てくれていたし、直前には作曲者自身にもレッスンをしてもらったし、まずまずのできだったかと。パート内の懸念事項もまぁ目をつぶって大丈夫かなって程度で大きな事故もなく(小さな事故はあった)なんとか乗り切ったかな。いやぁ、このパート内の懸念事項が、自分の中では今回の演奏の最大の負担になっていたんだよね。ともかくこの程度なら大丈夫。よくがんばったよ、Sくん。今回やった曲は来年春の定期演奏会でもやるのでより追及して完成度を上げていきたいと思うしだい。お楽しみに。

イベント終了後にミーティングとか打ち上げで、相当頭使っていないつまらんこともいっぱい言ったけれども、とりあえず日頃思っていることをいろんな人に伝えた。改めて思い返すと赤面してしまうような無責任で言葉足らずなところはあったけれども、Kさんの指揮に関しても、Sが最近おとなしくてどうしたとか他の団員が避けがちな超面倒くさい話も本人に直接伝えられたことはよかったかも。飲み会の席なら面倒くさい愚痴にも俺はつきあっちゃうよ。ただし、俺も思っていることそのままぶつけちゃうけどね。

Mちゃんとお茶

元S吹奏楽団の団員だったMちゃんとお茶。お茶といっても、コーヒー飲みにいったんだけれどもね。Mちゃんとはコーヒーにラーメンにビールにとよくデートしたよなぁ。それにしても久しぶり、元気にしてたかい?会うのは2年ぶりくらいかな?お互いの近況報告。Mちゃんは今はどこの団にも所属していないらしくって、どこかやっていけるところを探してはいるんだって。いいところ見つかるといいね。(なぜS吹奏楽団に戻っておいでと言わないかはお察しください)

2時間ばかりのお茶だったけれどもとても楽しい時間をすごせたよ。自分の話しをするにつけても、自分が考えてもいなかったことにいろいろ気付かせてもらったし。

今度はビールのみに行こうと約束して別れた。

苦い料理

いや、素材の苦味を生かした料理とかそんな高級な話ではない。圧力なべで切り干し大根煮を作ったのだ。なにしろ、圧力鍋だと切り干し大根を水でもどさなくていいということなので。で、適当にレシピをちょい読みして作ってみたのだが、うちにはスケール(重量)がない。乾燥切り干し大根 30g とかいわれてもどのくらいの量なのかわからない。乾物をグラムで問われても分からないではないか。結局、水加減が少なかったみたいで一部焦げていた。その焦げた切り干し大根煮が苦かったというただそれだけの話。

作曲家自身によるレッスン

本日のS吹奏楽団のリハは、今取り組んでいる曲の作曲者自身によるレッスン。というか、呼んじゃったんだ。事務局フットワーク軽い。それにしても、作曲者自身のレッスンというのはやっぱりためになる。曲の解説を文字で読むよりも、実際に作曲時の苦労なども含めて本人の言葉で聞くほうが実感としても伝わってくる。ホントに貴重な体験だ。

ただし、ラフは作曲者至上主義ではないので、作曲者自身がこういう思いで生み出したということは重視するし参考にはするけれども、実際には演奏されることがなければ作品の価値は生み出されないと思っている。また、作曲者が意図したとおりの演奏のみが正解だとは思っていない。曲の背景をきちんとつかんだ上で、よりよい解釈と演奏ができるならそれはその作品の価値にとってさらなるプラスであるはずだ。演奏者は単なる曲の再現者ではない。作曲者の意図の単なる忠実な再現に落ちた時点で、それはもはや人間がやらなくてもいいことに堕してしまうと思っている。

AIに演奏が出来るか?技術的な克服はできても、新たなる価値を生みだす演奏が出来るかと言われると自分は無理だと思っている。AIに求めるものはそういうものではないと思う。