全角半角

インターネット黎明期には半角カナを使うなとかよく言われていたけれども、当時そう指摘された多くの一般人にとって「半角?」というのが正直なところだったと思う。今や「全角」「半角」はITの基礎知識としてかなり定着したよね。

ところで思ったんだけれども、コンピュータにはもともとは「半角」しかなかったわけで、そこに漢字だとかなんだとかを表示するために「全角」というものが登場したことになるよね?だったら先に登場していたいわゆる「半角」文字が「全角」であって、今で言う「全角」は「倍角」となるべきじゃないのかなぁとか。

「美女と野獣」のタイトル

ディズニーの実写版「美女と野獣」(「Beauty and the Beast」)が話題な昨今。「美女と野獣」という日本語タイトルもまぁ、「j」という音で韻を踏んでいて悪くはないんだけれども、「美女」という日本語の単語から受ける印象は自分が抱いているこの物語のヒロインにはちょっとふさわしくないような気もする。もともとのフランス語だと「La Belle et la Bête」。冠詞も含めていい感じ。「獣」はフランス語ではなんと女性名詞なので「la」。ヒロインの名前が「ベル」なのはこのタイトルからですね。日本語で言うなら「美子」「佳子」という感じか。参考までにドイツ語だと「Die Schöne und das Biest」。いまひとつ。

モーツァルトを弾くと言うことは

それはステキなものだけれども、生半可な状態でそれに触れるとやけどするぜ、というものがある。ピアノ弾きにとってたとえばモーツァルトのピアノソナタ。一見簡単、技術的な困難さも少ない、でも美しく演奏するにはものすごく耳と頭を使う。耳と頭を使っていない演奏ってのはすぐばれる。奏者の力量が一発で見分けられてしまう、モーツァルトのピアノソナタと言うのはそういうものなのだ。

テンションダダ下がり

S吹奏楽団リハ。なんだかこのところ演奏会に対する意欲がものすごく下がっている。低調。なんか盛り上がらないと言うか乗り切れないと言うか。単に冷静に冴えてきたのならいいんだけれども、そうではなくやる気をそがれているのだなぁ。なんだかなぁ。なんでだろうかなぁ。演奏会に向けてなんとかしないといけないんだけれどもなぁ。

ゆっくりと飲み

月曜日から新橋でRと飲み。今回はコースで注文。魚づくしを堪能。こういうゆっくりとした飲みもいいね。

ベア

春闘とかで言われる「ベア」ってなんじゃい、熊か?というボケはとりあえずおいておいて、「ベースアップ」の略だよね。これ賃金形態の話なんだけれども、昇給昇格による給料アップのことではないです。賃金の表をいっせいに書き換えて値上げすることがベースアップ。よって昇給昇格がなくても給料がアップします。

開花宣言があったので

サクラの開花宣言があったので、Rと目黒川に行ってみた。まだまだつぼみでちらほら咲きでもない状態。多分見ごろは来週末くらいになるかね。

google先生とかwikipediaとか

IT業界の片隅に身を置いているわけではありますが、「ググる」という表現は使わない。聞けば分かるけれども、自分からは使わない。「google先生にきいてみる」とは言う。google先生は広く浅く、ときには間違っていて偏った情報も引っかかけてくるけれども、それを前提に手っ取り早く情報を俯瞰する場合にはお手軽。google先生はいろんなことを知っているけれども、紹介してくれる情報が常に正しいとは限らない先生なのだよ。

wikipediaも同じく。先日、公の発表である言葉の定義を「wikipediaによると」というものを見かけたが、それはその人の知の基準がそこにあるということを露呈しているわけで、恥ずかしくないのかなぁと思った。とりあえず手っ取り早くにはいいけれども、正確かどうかは疑ってかからなければならないものだと言うことを知らんのかね?自分もwikipediaへのリンクをしているけれども、それはとりあえず楽しめればいいと言う場合にのみリンクしているわけで、ちゃんとした発表を求められた場合に「wikipediaによると」とはとても言えない。

ピアノの奏法

ピアノ曲に「左手のための~」というものがいくつかあるが、別に両手で弾いても構わないと思っている。左手だけでも弾けますよ、左手だけのピアニストを想定して書きましたよっていうことだけであって、その曲のあるべき表現として両手で弾いたほうがいいと判断できるなら両手で弾いてもいいじゃない。左手だけで演奏したときの物理的制約や効果を期待されていて、それを表現するのに適した方法が左手のみでの演奏であるならば左手のみで奏すればいいんじゃないの?どのように演奏しようともその曲にふさわしい適切な表現ができるのであれば、その奏法によって曲の価値を減じてしまうとは俺は思わない。

もし、その曲が要求している表現をもっとも適した形で奏すことができると判断したのなら、ピアノは別に足で弾いたっていいのである、口に鉛筆をくわえてそれで鍵盤を押してもいいのである。

ただ、内部奏法は微妙だなぁ。ピアノの内部奏法とは、指なり道具なりでピアノの弦を直接触って音を出すって言う奏法なんだけれども、これは楽器そのものを傷めそうで、あんまりやりたくない。現にコンクールなんかの選曲基準やホール規約に「内部奏法は禁止」と明記されていることあるしね。

「ルートビア」ってビールじゃないんだね

さる海外テレビドラマのキャラクタが「ルートビアフロート」というものを好む設定だったのだが、「ルートビア」というものをラフは知らなかった。なので「ルートビアフロート」と発言するたびに、最近巷で流行っているクラフトビール(なんだったらプレミアムモルツでもいい)みたいなものにアイスクリームを浮かべたものが頭の中に浮かんでいたのだ。ビールにアイスを浮かべた奇怪なものが果たしておいしいのかどうか非常に疑問で、そんなものを好物にすることこそがキャラなのだと思っていた。知らないと言うことはそういうことなんだね。そして知らないで勝手に思い込んでいるもので勝手に変なキャラを自分の中に作っていたのだよ。