そうか、橋本治氏が亡くなったか。「桃尻娘」シリーズ大好きだったな。「桃尻語訳枕草子」もよく読んだ。評論なんかもおもしろかった。
月: 2019年1月
ミシェル・ルグラン
今週末のラフにとって一番のニュースは、大坂なおみの優勝でも、嵐の活動休止発表でもなく、ミシェル・ルグラン氏が亡くなったことである。
氏の音楽との最初の出会いは、中学生の時にラジオで聴いた「シェルブールの雨傘」のサウンドトラック。
読了:わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡ー塩野七生ルネサンス著作集7ー【電子書籍】[ 塩野七生 ]
カレーパンはドーナツ
カレーパンってドーナツだったんだね。
得体のしれない存在
ラフのことを指して「LGBTの男性」とか言われたら、「ん?」という感じがする。なんじゃそれりゃ?だ。
「LGBT」という言葉で既存の性の枠組みをゆるめたうえで、そこに「男性」という既存の性表現を重ねることに、すわりの悪さを感じるのだ。生物学的な「男性」という意味でとらえても、それはそれで「LBGT」という言葉と同時に使う必要があるのか?とも思うわけで。
世間的には(メディアでは)「LGBT」はどうやら「性的少数者全般」を指して使われていることが多いように見受けられる。まぁ、それでもいいよ。
■ LGBT、11人に1人 認知度は7割近くに 電通調査 – 産経ニュース
■ 職場のダイバーシティ大事だと思うが「よく知らない」7割【1万人の調査結果】|ウートピ
「LGBT」という言葉が、一般人にとって、「うかつに使うとこわい活動家にからまれる語」とならないよう願う。
■ 『新潮45』騒動で批判がタブー化!? LGBT議論の着地点を当事者、憲法学者らが激論 (1/2)
ちなみにラフはたまにとんがったことを言うけれども、基本的には緩いです。怖くないよ。
パスワードロック
毎年、e-Taxで確定申告をしている。主に医療費に由来する還付金のためなのだけれども、実際に還付される金額はたいてい500円くらいだ。この500円のためにわざわざ確定申告をするわずらわしさはどんなものかとも思うのだけれども、まぁ結局は、還付金を得たいというよりも、・確定申告というものに慣れておく、・電子申告に慣れておく、・電子署名の有効期限を認識しておく、という理由で毎年確定申告に臨んでいる次第だ。
さて、今年もe-Taxで確定申告と思って、確定申告ページで手続きを始めていたんだけれども、利用者証明用電子証明書のパスワード入力に失敗してしまい、パスワードロックがかかってしまった。パスワードロックの解除をするには、発行を受けた市区町村窓口でパスワード初期化申請をしなければならないとのこと。パスワードを失念した自分のせいとはいえ、面倒くさいことこのうえないぞ。しかも役所の窓口ということは平日に行かなければならないということだよなぁ……。
■ パスワードの失念 | 公的個人認証サービス ポータルサイト
さらに、e-Taxに必要な証明書は署名用電子証明書と利用者証明用電子証明書(ともにマイナンバーカードに格納されている)なんだけれども、両者のパスワードはそれぞれ別なんだよね。
セキュリティと利便性はトレードオフとはよく言ったものだ。
GAY COMMERCIALS FROM AROUND THE WORLD
2001年宇宙の旅
古い映画を見たいと思って、通してじっくりと見たことのない「2001年 宇宙の旅」を見ることにした。ほぼ説明・セリフなしのこの作品をこの時間(2時間半)、家のモニターで見るのはつらいかも。これはスクリーンで見ないと面白くない作品だね。
HAL9000のHALとはIBMをアルファベット順で1文字ずつずらしたものだ(シーザー暗号)という話を昔聞いたなぁ。出所は覚えてないけど。
HALが誕生した日付は作中でも述べられているが、じゃタイトルの2001年とは作中ではどのシーンなのか?月のシーンから木星探査に向かうシーンの間には18か月が経過しているというし。スターチャイルドの誕生した時?(いや、2001年というのが特定の年を指すものではなく、近未来というもの(21世紀)を表現したものだということは分かってはいるよ)
読了:ハロー・ワールド [ 藤井 太洋 ]
雑煮の表現
正月に実家に帰ったので、久々に雑煮を食べたよ。さて、実家は関西圏、おかんは関西人(ほぼ大阪人)、しかし実家の雑煮は関西風ではない。すまし汁に鶏肉の関東風である。これは、料理(をはじめとする家事の作法)というものが女系に引き継がれてくることが多かったということの表れの一つと判断できる。うちの実家の雑煮が関西風ではなく関東風なのは、母方の祖母が新潟の出によるものと考えられる。人のうちで雑煮をいただくという経験もしたことがないので、ラフは関西風の味噌の雑煮というものをこれまで口にしたことがない関西人なのである(一度食べてみたい)。
■ 実家のお雑煮は隣の地域となぜ違う?ダシ、餅の形、具材…違いがわかる日本全国お雑煮文化論 (1/2)
さて、上記記事の序段(イントロ)にある「1年に数日しか食べない料理にもかかわらず、地域ごとの違いが色濃く残っているお雑煮」っていう表現がラフには激しく引っかかった。自分としては「1年に数日しか食べない料理ゆえに、地域ごとの違いが色濃く残っているお雑煮」の間違いじゃないの?って思ったからである(実際記事中でもそういう風に言っているようにラフは読んだのだが)。「地域ごとの違いが色濃く残っている」のは「1年に数日しか食べない」からでは?と。日常的に食べるものであれば、変化も早いだろうと思われるのだから。この論の展開はなんだ?筆者はなぜ「かかわらず」という語を選択したのか?
つまりこのイントロを書いた人は、「1年に数日しか食べない料理」というのは「雑煮」を形容する語として使っているだけで、続く「地域ごとの違いが色濃く残っている」というもう一つの雑煮の特徴とは関係がないのである。単に、雑煮を形容するための2つの独立した言い回しでしかないのである。だったら「かかわらず」という語は不適切で、「であり、また」というように並列に結ぶ方が適切ではないのか?
正月早々、たかが雑煮紹介の記事の些細な言い回しに突っかかるのは無粋だと言われればそうなのかもしれないが……。
仕事帰りに初詣によってこようと思ったのに、すっかり忘れていた。