和声法って、規則が規則を生んでがんじがらめになっているたいそう面倒くさい和音の並べたかのお約束事をまとめたもの。やってはいけないこと、いわゆる禁則がやたらと多いんだよね。まぁ、音楽の歴史の積み重ねの中で生み出されてきた経験則をまとめたものととらえることもできるよね。いわゆるベストプラクティス集。
でもさぁ、そんな規則を逐一覚えて、当たり障りのないものを作るよりも、学問上として見立てた知識にこだわらず、本来は自分の培ってきたセンスに頼るべきであって(和声法的におかしいものは学問ではなく自身の経験で知っているものであるのが理想)、自分が表現したいものが表現できるならば禁則なんて破っていいんじゃないかなぁ。ドビュッシーはそれをやったからあの独特な世界が生まれたわけだしね。
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