誰でもわかる

 ラフは「常識」という言葉をあまり使いたくない。使っている人の話を聞くに、その人の育ってきた環境にとっての「当たり前」を「常識」と言っていることがほとんど。多様性がどうのこうのとか言われている昨今ではなおさら「当たり前」は人によって違う。全人類の「共通認識」ではないのだ。ネットの書き込み(論とは判断できない程度のもの)によく「それくらい常識」とか「常識以前の問題」などと書いてあるのを見ると、「あぁ、この人は自分の思い込みで書き込んでいるだけなんだなぁ」と判断してだいたい外れない。そもそも「常識」と、ことさらに書かなければならない状況ということ自体が「常識」が「共通認識」ではないということで、自分の発した「常識」と思っているものを疑ってかからなければならないことに気付きたい。

同じような書き方として「小学生でもわかる」「中学生でもわかる」という表現がある。これも大体が「誰でもわかる」の相手を見下した表現として使われることが多い。義務教育を受けていれば分かるだろう、つまり普通の最低限の義務教育(普通って何だ?というのはとりあえずおいておく)さえ受けていれば分かるだろうというものだ。その証拠に「高校生でも分かる」「大学生でも分かる」という表現はこの手のネットの書き込みではほぼ見かけることがない。本当に「小学生ならわかるのか?」「中学生ならわかるのか?」ということを冷静に考えてみると、「わからない人もいるよなぁ」と思うことも多々あり、上であげた「常識」と同じ感覚で使われていることが多いのだ。

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