生存報告会 〜 カルボナーラ
生存報告会 〜 ベーコンとブロッコリーとブナシメジのトマトパスタ
生存報告会 〜 ナスとブナシメジのチーズリゾット
生存報告会 〜 ナスと長ネギのアラビアータ
生存報告会 〜 キムチチャーハン
読了:楽園のカンヴァス(新潮文庫 新潮文庫)[原田 マハ]
山田五郎のYoutubeで紹介されていた本。こんなおもしろい作品があるんだと一気読み。
スイスの謎の富豪コレクターが所有しているある作品の真贋鑑定を依頼された二人の若いルソー研究者。作品はルソーの最高傑作「夢」とそっくりな「夢をみた」と題された絵画。画題と同じ「夢をみた」と題された謎の物語を1日1章ずつ読んで1週間後にそれぞれ作品の真贋を評価することを果たされる。
絵画ミステリーとして良くできている。美術業界の裏話とかも分かりやすく取り入れられていておもしろい。また劇中物語の「夢をみた」はルソーの晩年の物語になっているのだが、これがなかなかいい。最後に向けて泣かせる。絵画の方の「夢をみた」の秘密と真贋鑑定評価はおどろきのもので、関係者のルソーへの情熱と思い入れも読んでいて共感できる。でも、人間関係の種明かしと落としどころはちょっと予定調和的できれいに収まり過ぎな気がした。
アンリ・ルソーに関してあまり知らなくても楽しめると思うが、知っているとずっとずっと面白いかと。またルソーに限らずピカソをはじめ実在の有名絵画も何枚か出てくるのでそれらの絵もどんな絵か知っているとなお面白いかと。
■ 楽園のカンヴァス(新潮文庫 新潮文庫)[原田 マハ]
■ 楽園のカンヴァス(新潮文庫)[原田マハ]【電子書籍】
生存報告会 〜 ひき肉と小松菜とナスのアンチョビパスタ
生存報告会 〜 ボロネーゼ
読了:PK 新装版(講談社文庫)[伊坂 幸太郎]
三つの独立した話「PK」「超人」「密使」。それぞれにそこそこの結末もついている。それぞれの話の中には、並行して語られるさらにいくつかの物語がある。3つの話はそれぞれ独立して成立していながら、そこで語られているエピソードでちょっとずつ世界がつながっている。各話の時間的関係が分かりにくい仕掛けになっているため、ちょっと頭を使う。そうはいってもさすが伊坂幸太郎、次に何が起きるのかが気になってしまいノンストップで一気読みしてしまった。