PMSで感情を抑えられない美紗。パニック障害になり生きがいも気力も失った山添。友達でも恋人でもないけれど、同志のような気持ちが芽生えた二人は、自分にできることは少なくとも、相手のことは助けられるかもしれないと思うようになりー。人生は苦しいけれど、救いだってある。生きるのが少し楽になる、心に優しい物語。
前半は良かったんだけれどもなぁ。抱えているもののどうにもならなさ加減と今後の不安は割とリアル。そして自分のことさえままならないのに他人のことを構っていられない、周囲も理解するのが難しいし実のところ対処の仕方を知らない。そんな中でなんとか生活を保ちつつやりすごす日々。後半は話がうまくいきすぎじゃない?夜明け早すぎない?短中編なので、この夜明けの早さにびっくり。そんなお手軽に世の中うまくいくなら苦労せんよと思ったり思わなかったり。いや、さわやかで良い話にまとまっているけれどもさ、現実はもっとままならないよって。







