「1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365」シリーズ第3弾は「現代編」。第1弾と第2弾「人物編」の感想は以下に。
これまでの2巻が歴史的雑学側面が強かったので、今回は現代史版か?と思うとちょっと自分の思っている現代史ではなかった。20世紀以降のテーマを扱っているんだけれども、同時代性というものが強くなってくると、もはや現代習俗・文化各論集、もっと言うならゴシップだなって感じ(もっともそれらがやがて淘汰され歴史になっていくんだろうけれども)。曜日ごとのテーマは、月曜日が「人物」、火曜日が「文学」、水曜日が「音楽」、木曜日が「映画」、金曜日が「社会」、土曜日が「スポーツ」、日曜日が「大衆文化」。扱われている内容は前2作以上に圧倒的にアメリカ関係が多い。火曜日「文学」、金曜日「社会」、日曜日「大衆文化」がおもしろかった。ラフはスポーツには疎いので土曜日はしんどかった。アメリカ人にとっては知っていて当たり前な有名アスリート(主にアメフト、アイスホッケー、バスケットボール選手)もほとんど知らなくて「誰やねん」。最後は「J.K.ローリング」(「ハリー・ポッター」シリーズの作者)で閉められていたけれども、途中「マーサ・スチュワート」(カリスマビジネス主婦)が出てきたときには、アメリカではこの人についても教養なんだ……と思ったり思わなかったり。
■ 1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 現代編[デイヴィッド・S・キダー/ノア・D・オッペンハイム]
■ 1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 現代編(教養365)[デイヴィッド・S・キダー/ノア・D・オッペンハイム/小林朋則]【電子書籍】
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