第1部 簿記と会社の誕生(15世紀イタリア 銀行革命/15世紀イタリア 簿記革命/17世紀オランダ 会社革命)/第2部 財務会計の歴史(19世紀イギリス 利益革命/20世紀アメリカ 投資家革命/21世紀グローバル 国際革命)/第3部 管理会計とファイナンス(19世紀アメリカ 標準革命/20世紀アメリカ 管理革命/21世紀アメリカ 価値革命)
タイトル買いをしたので堅苦しい会計史の書物かと思っていたんだけれども、中身は雑学漫談風の読み物だった。気軽に読めてわかりやすい。
簿記として経営者の覚えからスタートした体系的な会計は、ヨーロッパからアメリカへと渡り、経営管理や未来の出資者説明のためのものへと発展していく。会計の歴史だけではなく、第1部では絵画の歴史、第2部では交通機関の歴史、第3部では大衆音楽の歴史と絡めた物語仕立てになっている(この本の優れた特徴)。
■ 会計の世界史[田中 靖浩]
■ 会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカーー500年の物語(会計の世界史 イタリア、イギリス、アメリカーー500年の物語)[田中靖浩]【電子書籍】
こちらの記事もぜひ!!
- 読了:憲法で読むアメリカ史(ちくま学芸文庫)[阿川尚之] (2022年5月3日)
- 読了:一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書[山崎 圭一] (2022年11月27日)
- 読了:1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365 現代編[デイヴィッド・S・キダー/ノア・D・オッペンハイム] (2021年12月5日)
- 読了:ファンタジーランド 【合本版】狂気と幻想のアメリカ500年史【電子書籍】[ カートアンダーセン ] (2019年2月7日)
- 読了:わが友マキアヴェッリ フィレンツェ存亡ー塩野七生ルネサンス著作集7ー【電子書籍】[ 塩野七生 ] (2019年1月15日)