ヘンデル

 高校生(場合によっては中学生かも)のとき「ハレルヤ」コーラス歌った?ヘンデル作曲のオラトリオ「メサイア」の中の1曲。有名であることも重要なんだろうけれども、なぜ「ハレルヤ」コーラスが、似たような他の作曲家の他の作品よりもずっと高校生に歌われるのかというと、それはなによりも歌詞が英語だからではないかと思っているのだ。そりゃもちろんちょっとだけ古い英語ではあるけれども出てくる単語や文がなんかわかるような気がするというのは大きいかと。もっとも、歌詞の意味を知って歌っているかどうかは別問題だけれども。ドイツ語の歌詞とかだったらいくらローマ字読みに近いといえどもやっぱり高校生には手を出しにくいよね。

ヘンデルってどうもいまひとつな作曲家に思えて仕方がないんですよね。当時の流行に乗っかって宮廷受けする作品を作っただけ、キャッチーではあるけれどもオリジナリティに乏しい。芸術家というよりかは流行作曲家って感じ。そういう意味で当時を代表する作曲家ではあるとは思うけれども、ヘンデルでなければ書けなかったという作品はそんなに生み出していない気がする。個人的にはヘンデルの作品は聴きやすいがすぐ飽きるという印象が強い。

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