胸いっぱいに抱えて

在宅勤務の合間に、ちょっとクリーニングを出しに行ってこようと衣類を抱えて出かけてみたら、店が定休日だった悲劇に見舞われたなり。ぎゃふん。持って行った衣類をそのまま抱えての家路の虚しさよ。

扉の向こうに

職場のトイレが割と快適なのだよ。広くて清潔でのんびりできて、もちろんウォシュレットに便座ヒーター完備。ここで仕事してもいいかと思うくらい。で、さる昼下がり個室の方でおっちんしていたんだけれども、ふと足元を見ると、脱いだズボンの間から右足の靴紐がほどけているのが見えた。ちょっと上体をかがめて、右足に手を伸ばしたら、ものの見事に足がつった……。アイテテテテ……。扉の向こうに、もだえ苦しんでいるおっさんがいる間抜けな世界が展開されていようとは、外からは誰も知る由がなかろう。密室の秘め事だよ。

鼻歌にまつわるエトセトラ

■その1
小人数のzoom会議中に、自分が話していた途中に自分とは関係のない話題で議論になったので、「ふんふん」と聞いていたつもりが、「ふんふん」がいつのまにか鼻歌に変わってしまっていた。マイクがONのままだった。笑われた。愛すべきおっさんキャラクターとしての地位を確立できたに違いないとポジティブにとらえてみることにする。ちなみにその鼻歌は「カリンカ」だった。「カリンカ」ご存じない?ロシア民謡、あのテトリスのBGMだよ。

■その2
昔お手伝いに行っていたさる楽団に、そこそこ年配のチューバ奏者がいた。合奏中、他のパートが指導を受けているときに、それに合わせてメロディーを低音鼻歌(結構響いていた)で歌っていることがよくあった。彼の職業が教師だったこともあってか、陰でこっそり「鼻歌先生」と呼ばれて親しまれていた。

■その3
管楽器奏者にはあまりできないことであるが、ピアニストは演奏中に曲に合わせて鼻歌歌っている人がそこそこいる(時に唸り声や喘ぎ声だったりもする)。レコーディングされているものもよく耳にする。ピアノの演奏よりもそっちの方が目立っているものが商業ベースメディアにのっている場合もある。テンポゆっくり目でしっとり系の曲に多い印象で、バッハの「ゴールドベルク変奏曲」とかモンポウの「歌と踊り」とかで、ハートを鷲掴みにする鼻歌を聞いたことがある。

wikipediaの「カリンカ」の項
wikipediaの「ゴルトベルク変奏曲」の項
wikipediaの「歌と踊り (モンポウ)」の項