家族と過ごす大みそかと元旦

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

大みそかの夕方に実家に帰り、正月の午後に東京に戻る。年末年始に帰省したのって何年振り?

まずは、大みそかの話から。

帰省したら、弟一家と兄も帰っていた。弟一家は晩御飯後に帰っていくというので、姪に一日早くお年玉をあげた。姪にお年玉をあげたのは初めてだ。小学校5年生になってはじめてお年玉をあげるというのは、おじさんとしてダメだったのか?自分には子供がいないし、兄にもいない。弟の子供はこの姪のみなので、もし自分が死んだ場合、自分の遺産は(あったとして)法的にはこの姪にいくことになる。別に嫌だとか言うわけではない。ただ、母方の祖母(義母)が亡くなったとき、うちのおかんが遺産相続でえらい面倒くさいことに巻き込まれて消耗したことがあったため、おかんからその旨(法的には姪に相続権がある)を強く言い含められた。父はすでに終活をはじめていて、遺書や遺言書(私的なものと法的なものを用意している)が用意されていた(中身は見ていない)。ネットの様々なサイトの各種アカウント・パスワードも一覧にまとめてあったのだが、紙に印刷されてパソコンの隣に堂々と張り出されてあったのには笑った。いざというときには役立つ必要情報ではあるが……。家にいるのは、おかんとおとんのみとはいえ、公開パスワード状態だよ。

紅白歌合戦を見ながら、みんなで鍋をつついていたんだけれども、兄が「そもそも今時、男女に分かれてチームを組むって時代に即してない。それに『合戦』って(失笑)」とかいうことを言っていた。そしたら、番組内でおげんさんも「男女チーム」に異論を述べていて、あぁもうそういう時代になったんだなぁと思ったりもした。一方で、男性チアを見た姪が「(ああいうの)気持ち悪い」と言ったことをラフは聞き逃していないぞ。もちろん姪が悪いと言いたいわけではないし、その親(弟夫婦)を非難するわけでもない。おそらく弟夫婦は明示的には多様性を否定する立場にないことを感じているし。ダイバーシティがどうのこうのという時代になってきたとはいえ、普通に(普通ってなんだ?)小学生までやってきた子にとっては、そういう考え方(チアは女性のものであり、男性チアは男らしくなくて気持ち悪いと思うこと)をいつの間にか刷り込まれているんだなと思った次第。

で、明けて正月。年が明けて初めて見る夢を初夢という。通常は、1月1日に寝て、よく朝起きた時に認識している夢のことらしいので、1月2日の夢のことを指す。でも、まぁ元旦に見た夢だって初夢だよね。で、昨晩そういうことがあったこともあって、初夢は、母親に自分(ラフ)がゲイであることをどうしても受け入れてもらえないというものだった。当然うなされて起きる。寝覚め最悪な年明け。ラフは両親にはすでにカミングアウトしているが、しただけで、その後のフォローはうまくできていない。結局両親にとっても、自分にとってもなんだかわだかまりが残ったままのカミングアウトだったのだよ。ラフがカミングアウト積極論には加担できないのはそういうこともある。カミングアウトはえらいわけでもしたほうがいいものとは限らない。元旦から面倒くさくてやっかいで心が重くなる目覚めだったよ。リビングからは、朝っぱらからおかんがテレビで上沼恵美子のトークを大音量で見ながら「あははは」と大笑いしているのが聞こえてきた中で……。

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