白眼剥きながら演奏した我の姿を見て

ここには載せてなかったんだけれども、さる4月の日曜日に(さり過ぎ?)S吹奏楽団の定期演奏会があったのさ。昨年は演奏会当日が最初の緊急事態宣言にかかってしまって急遽中止になったんだけれども、今回はちょうど緊急事態宣言の合間でなんとか開催された次第。それでもコロナ禍ということで練習に参加することもままならない団員もたくさんいたし、通常の演奏会とは違った非常時の対応が必要だということで準備はてんやわんや。それでもお客さんやスタッフの協力のもと大きな事故なく開催できたことは喜ばしいことでした。

さて、その定期演奏会のDVDがあがってきたので、観てみたよ。本編はまぁいいとして(いいのか?)、今回ラフはウェルカムコンサート(通常のプログラムが始まる前のお客様入場時にちょっとした余興的アンサンブルを行う)に出演させてもらったのです。とりあげた曲はトロンボーン4重奏曲なんだけれどもレギュラーで練習に参加できるトロンボーンメンバーの都合で1本はユーフォニアムという編成で挑戦しました。曲はフィリップ・スパーク作曲「Tokyo Triptych」(東京の3つの街、「新宿」「泉岳寺」「渋谷」からなる3楽章形式の曲)。これがもうべらぼうに難しくて、演奏会本編なんか比べ物にならないぞ。メンバー内でももっぱら「ウェルカムコンサートで私たちの本番は終わりだな、あとは全部(本編のこと)長いアンコール」。第3楽章「Shibuya」がいつもの練習よりも早いテンポで始まってしまったものだから激しく動揺したものの、走り出したものはどうにもならず、ラフは終わりの方で意識朦朧として白眼剥きながら演奏していたのですよ(何をどう演奏したかも覚えていない)。曲が途中で止まらなかったことは奇跡かも。いろいろ反省点はあったものの、意外と一部の人たちに好評だったようで、お客様の中に「私たちもやってみたい」とおっしゃってくださった方もいました。あぁ、しんどかったけれどもやってよかったなぁと今更ながらに思いましたとさ。

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