まもなく電車が出現します/シチュー皿の底は並行宇宙に繋がるか?/頭上の惨劇にご注意ください/嫁と竜のどちらをとるか?/今日から彼氏
前作までがすごくおもしろかったので、期待して読み始めたんだけれども、今回は今一つ。まず事件の質がどれもしょぼくなってしまった(ちっせぇよ……しかもどうでもいいよ)。このシリーズの一番の特徴であったコメディ要素も抑え気味でスピード感がなく、今までのノリだと「まぁいいか」ですませられてきたところが、中途半端にシリアスな印象でうまく乗り切れない(粗が目立つ)。「今日から彼氏」に至っては気持ち悪いことこの上なし。葉山君(主人公)、君はそんな人ではなかったはずだよ……(しくしく)。
■ まもなく電車が出現します(創元推理文庫)[似鳥鶏]
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