自分の周りに「付随する」という表現をしょっちゅう使う人が複数人いるんだけれども、どうも耳から入ってくるとこの言葉にものすごく違和感を覚えるんだな。「付随」なんてそもそも普段の生活で使う語か?自分が知らない業界表現なのだろうか。
いわゆる漢字熟語名詞+「する」と言う形の複合動詞「~する」、たとえば「運動する」「食事する」などの言葉は、実はあまりこなれた日本語に感じにくい。「体を動かす」「ご飯を食べる」の方がやわらかくこなれた感じがする。よっぽど人口に膾炙している熟語以外(特に話し言葉で)は「~する」という表現は可能であればあまり使いたくない。そうはいっても、技術文書を書くときは「スペースキーを押下する」とか「アプリケーションを起動する」とか使いがち。技術文書、マニュアルが読みにくい、わかりにくいというのはこういう点にも問題があるんだろうな。
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