「付随して」

「~に付随して」という表現がとにかく耳にすると気持ち悪いと前にも書いたが、最近なぜなのかちょっと判明。

「付随」が、「不随意筋」とか「下半身不随」とかの「不随」と響きが同じだからだ。要するに「意のままにならない」という意味の「不随」。漢字は違うんだけれども自分にとってはこれまで「ふずい」とは「不随」の語で使うことのほうが多かったから、どうにもこの響きにとらわれてしまっているようなのだ。つまり「~に付随して」と耳にすると、「~に伴って」の意よりも、予期せず文脈に合わない意味がチラホラと頭の片隅をよぎっているのだ。一瞬の違和感を感じるこの気持ち悪さ。これは発言者に問題があるのではなく、聞き手である自分の側の問題だ。自分が「付随」という言葉を使ってこなかったというただそれだけのことである。

そんなことに思い当って、これからは「~に付随して」という表現に目くじら立てることなく、受け入れられるよう努めたいと思う。

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