昔の日記にも書いたんだけれども「姑息」という言葉の意味。「場当たり的」「一時しのぎ」というのが本来の意味なんだけれども、結構な割合で「卑怯な」と言う意味で使われている。辞書を引いても「姑息」に「卑怯な」という類の意味はない。当然「姑息な手段」といえば「一時しのぎの手段」という意味なんだけれども、「卑怯な手段」「ずるい手段」という風に解釈しないと意味が通らない文章をしばしば見かける。物書きを生業としている人のものでもまれに見かける。ちなみにネットで検索をかけたらこの話題は山のように出てくるね。言葉は生き物(使われるうちに変化するの意)だから、おそらくそのうち「姑息」に「卑怯」という意味が認められるんだろうなとは思うが。「情けは人のためならず」みたいに。
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