障子に目あり

職場の近くにある映画館のポイント切れが今月末だったので、映画を見に行ってきた。自分が知る限り全然これっぽっちも話題を聞かない「メアリと魔女の花」。はっきり言ってこれはあかんやろ。ジブリ風味の画なのはまぁ仕方がないとしても、このストーリーというか脚本はひどすぎる。穴あきまくり、矛盾しまくり、つぎはぎだらけの行き当たりばったり。深みもなし。申し訳ないけれども見ても見なくてもどうでもいい作品だった。話題にならないのもなるほどなって思った。エンドロールの最後に出てくる「感謝」は痛すぎる。2流のジブリを自己申告してしまっている。

「メアリと魔女の花」公式サイト

ダイエット

このところ、バイクやウォーキングや脂肪燃焼清涼飲料水などのおかげか体重がすこしずつ減ってきている。ついに体重が90よりも減りました。ここまで減ったのは半年ぶりかな。一時期は95まで増加していたからね。階段を上るときの息苦しさも減ってきた気がする。引き続き健康に害がない程度には減らしていこうかと思ってます。

誕生日

Rに銀座のすしとビアをごちそうになった。今年の誕生日は一味違うぜ。祝ってくれてありがとう。サプライズもうれしかったよ。

IPSec

IPSec用語整理

IKEの実行モード メインモード
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AH
認証のみ
通信モード トランスポートモード
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トンネルモード
ルータ間

日曜日

午後Rと等々力渓谷に行ってみる。23区唯一の渓谷。前に来たのはもう20年近く前だなぁ。木陰がとても涼しくて、暑い日にはいい散歩ができる。その後、溝の口まで行ってみて、駅周辺をぐるっと回って飲み屋調査。なるほど、こういう街なのか。晩ご飯は野菜とポテトが食べたいとRにリクエストしたので、サラダにジャーマンポテト、手羽カレーと充実のメニューを作ってくれた。そしていつもおいしい。世界陸上の男子マラソンを見てから帰る。マラソンをこんなにじっくりと見たのは初めてかも。Rとはいろいろ初体験が多くておもしろい。普段なら興味さえ持っていないことをやってみる機会って一人じゃなかなかめぐりあわないよね。

講習と鮎と世界陸上

秋の情報試験に向けての講習に参加。朝から夕方まで、主に記述式問題を何題か解く。なんだか久々に頭を使った気がして、終わるころにはヘロヘロだったよ。試験本番では大丈夫か?基本知識の習得が独学なもんだから、いろいろ分野の偏りがあることを痛感。たとえばハイブリッド方式と、ディジタル署名と、ディジタル証明書がごちゃごちゃ渾然一体になっていて、そりゃそこがはっきり区別して分かってなければ、記述問題は解けないよな。IPSec,VPNは最近復習したはずなのに、きれいさっぱり忘れていたし。ほぼ全問沈没した題問もあったりして、先行き不安。

晩、Rが鮎を買ったというので、パッケージが涼やかな日本酒を持ってうかがう。まずはビール祭り、続いて塩焼き鮎と日本酒でおいしくいただきました。幸せな夏だなぁ。そういえば世界陸上やってんだねぇ。テレビがないと全然意識しないイベントってのがあるもんだ。というわけでテレビ観戦で深夜まで。ボルト引退とかで話題だけれども、そこまで起きていられなかった。

たまには時事ネタ

普段は陳腐化しやすい時事ネタには触れないようにしているんだけれども。今回発足した第3次安倍第3次改造内閣のキャッチフレーズは「結果本位の仕事人内閣」だとか。なんかおかしくない?森友加計問題はその決定プロセスが明らかにされないことが問題になったわけでしょ?「結果本位」って言っちゃったら「プロセスはどうあれ」って思われてしまうんじゃないの?それに「仕事人」だって?仕事人であるのは当たり前じゃん。この人ならきちんと仕事をしてくれるという委任を国民は与えたわけだから仕事人なんていまさら言わなくてもいいんじゃないの?それこそ今までの内閣が仕事できない集団だったって言っているようなもんじゃん。

そんなことを素朴に思ってしまう俺がおポンチなだけなのか?

読了:人体六〇〇万年史 科学が明かす進化・健康・疾病 [ ダニエル・E・リーバーマン ]

先ごろ読んだ「サピエンス全史」が面白かったので、今度は関連書籍として紹介された「人体600万年史」を通読。前者は歴史学者が哲学方面に進むのに対して、後者は人類進化学者が科学方面に進む。とにかく引用文献やコメントが豊富で(上下巻ともその3割は引用文献や注釈、1割が索引)、文献に裏打ちされた最新の人類進化史として読み応え抜群。

600万年前と言うのはわれわれの祖先が二足歩行をはじめたと推定される頃。もちろんホモ属はまだ誕生していない。そこから人類史を進化の面から詳述する上巻と、農業開始にともないこれまでの進化が引き起こした不具合のメカニズムとその対処法を検討する下巻。人類の歴史の多くの時間は狩猟採集民であり、農業を始めたのはほんの最近のこと。なので、狩猟採集民として進化してきたことが、農業の開始によりいろいろ不具合となって現れてきた(著者はこれを「ミスマッチ病」と呼ぶ)。進化は現在でも止まっていないためこれらのミスマッチ病が人類の進化に対して負の効果となってしまう(著者はこれは「ディスエボリューション」と呼ぶ)。多くの病気は産業革命を通した衛生面の改善や医療の進歩により克服されたが、「偏平足」「肥満」「骨粗しょう症」「親知らず」といった不具合(ミスマッチ病)は現在の文明生活習慣では克服は見込めない。人類はこのままディスエボリューションを受け入れるしかないのか?著者は現状の生活習慣は否定しないが、それでもなぜそういう不具合が起こるのかを子供には教育していくことの重要性を説く。

久々に、理路整然としていながらもわくわくできる概説ものを読んだ気がする。おすすめです。

人体六〇〇万年史 上 科学が明かす進化・健康・疾病 (ハヤカワ文庫NF) [ ダニエル・E・リーバーマン ]
人体六〇〇万年史 下 科学が明かす進化・健康・疾病 (ハヤカワ文庫NF) [ ダニエル・E・リーバーマン ]

電車の網棚

通勤時に電車の網棚にカバンを乗せるのって絶対にやってはいけない行為の一つと、IT業界の片隅に身を置く者として強く教育されてきたのだよ。もう、耳にタコができるくらい。なのに、電車に乗って座るところがないと見るや、すぐさま網棚にカバンを乗せて手ぶらになりたがる会社員をしばしば見かける。今朝も見た。なんて危険な行動をとっているんだと思ってこっちがドキドキする。なんでそんなに無防備になれる?その絶対の自信はどこからくる?手ぶらになりたければ肩掛けかばんをたすき掛けにすればいいのでは(自分はそうしている)。網棚にカバンを乗せてはいけないというのはIT業界だけの決まりなのか?