親同士の再婚で兄妹になった陽一とユカリ。5年前にその両親を事故で亡くしてからは兄妹の二人暮らし。26歳の兄と中3で受験生の妹、そして新しく家族となったネコの種田さん。何気ない一年間の暮しぶりをのほほんと描く。のんびり屋の兄は兄なりに妹を引き取ったことの責任に悩み、妹は実の母親と会ったりもするが、最終的には今の何気ない日常を2人で続けていく幸せを選ぶ。いつかは別々の生活をしていくことにはなるだろうその日まで……
悪くはないが、とりとめのない平和な日常の連続で、個人的にはちょっと退屈。もうちょっと刺激が欲しかった。とりたてて大事件が起こるわけではない、のほほんとした読み物を求めている時にはちょうどいいかも。
■ きみと暮らば(徳間文庫)[八木沢里志]
■ きみと暮らせば(きみと暮らせば)[八木沢里志]【電子書籍】
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