ボレロの演奏動画各種

「ボレロ」という楽曲といえばラベル作曲のオーケストラ作品が有名でしょう。メロディーは2種類しかなく、それをいろんな楽器で奏しながら、ひたすらクレッシェンドしていく15分ちょっとの曲。最後の最後で一瞬だけ転調するものの基本的には調も変わらず。テンポも変わらず。それでいてアイデア倒れにならず素晴らしい芸術作品に仕上がっている点がすごい。

wikipediaの「ボレロ (ラヴェル)」の項

さてはまず、ネットで一時話題になった「死ぬほどヘタクソなBolero」から。わざと笑いを取りにいっているのかと思えてしまうほどの演奏。トロンボーンソロ、なぜそんな有様になった(笑)。技術は足りないけれども演奏したかったという熱意だけで挑戦したのか?

(ちなみに動画は、デュトワが指揮しているプロのオーケストラのものを合わせてあるので実際の演奏とは違います)

昨今のコロナウイルス禍のもとリモートワークを実践されている方も多いでしょう。リモートワークを彷彿とさせるオーケストラ演奏動画。楽器が増えていくのに伴って画面分割されていく様が曲の展開を視覚的に見ているようで楽しい。

その一方で、リズム伴奏(カラオケ?)を背景に、ソロ楽器部分(木管楽器)を一人でやってしまう方も。(実際の原曲伴奏とは違ってコードが変わっていないところがありかなり奇妙な感じはするが)

最後に「本当はこんな曲なんですよ」ということで本物の原曲動画をどうぞ。いろいろアップされていますが、とりあえずラベルがフランス人なのでフランスのオーケストラの演奏を紹介。

wikipediaの「ボレロ (ダンス・音楽)」の項
ボレロはラテン系の3拍子の踊りで、そのリズムを使った曲に「ボレロ」と名付けているわけです。ワルツという踊りのための曲に「ワルツ」と名付けるのと同じです。ピアノ弾きの中で有名な「ボレロ」といえば、やはりショパンのボレロですかね。

【参考】wikipediaの「ボレロ (衣服)」の項

そして僕は途方に暮れる

冷蔵庫にキャベツがあったのさ。コーン缶もあったのさ。じゃ、コールスローでも作ろうかと思ったりなんかしたわけだよ。

で、キャベツを「ぶんぶんチョッパー」(野菜などをみじん切りにする便利キッチン道具)で刻んでいたのよ。何回かに分けてみじん切りにしていて、これで最後かなと思った回で、ひもを引く際に勢い余ってぶんぶんチョッパーが丸ごと手元から吹っ飛んでいったのだよ。悲しいことに空中で蓋も分離して、当然中身のみじん切りキャベツもキッチン一面にぶちまかれたのだ。

その有様を目の当たりにして「信じられへん」と思いながら台所で僕が途方に暮れたことは言うまでもない。大惨事だよ……。

読了:昨日まで不思議の校舎(創元推理文庫)[似鳥鶏]

超自然現象研究会が配布した“エリア51”の「市立七不思議」特集が影響を与えたのだろうか?突如休み時間に流れた、七不思議のひとつ「カシマレイコ」を呼び出す放送。そんな生徒はもちろん存在しない。さらに「口裂け女」「一階トイレの花子さん」の悪戯まで見つかった。なぜこの三つなのだろう…。調査を進めた葉山君は、ある真実に気づく。ますます快調な、シリーズ第五弾。

このシリーズもついにオカルトに突っ込んだか。全体の雰囲気も不穏な感じで、コミカル要素もかなり薄め(メレディ並み)。3つの学内事件は後半で卒業生の伊神さんがあっさりと解いちゃうんだけれども、実はそれぞれの事件は独立していたと。でも、登場人物たちが言うように、なぜそれぞれの犯人が同じ読み物の中の7つから同時にネタ被りをすることなく事件を起こしたのかっていうのはやっぱり疑問なのね。単なる偶然?そこがこの作品の最後の謎ねって思って読んでいくと、あらぬ方向へ転がっていく。実はネタと思っていた都市伝説は実際に起こった殺人事件がもとになっていることが判明、やがてそこに第1作に登場した壁男事件も含めて4つの事件は同一犯によるものということで犯人捜しになって、まぁ犯人も判明して終わるんだけれどもさ。え?ちょっと待って、さっきまで話題にしていた3つの独立した事件のネタが被らなかった件は放ったらかしなの?そこが一番気になっているんだけれども。完全放置?それぞれの犯人が述べた「ただなんとなく」ってだけで片付けちゃうの。伊神さんも葉山君もめっちゃ気にしていたのに、解決されずに終わるなんておかしいでしょ。いやぁ、今作はその点こそがまさにオカルトだよ。

昨日まで不思議の校舎(創元推理文庫)[似鳥鶏]
昨日まで不思議の校舎(市立高校シリーズ)[似鳥鶏]【電子書籍】

読了:いわゆる天使の文化祭(創元推理文庫)[似鳥鶏]

夏休みも終わりに近づいた文化祭目前のある日、準備に熱の入る生徒たちが登校すると、目つきの悪いピンクのペンギンとも天使ともつかないイラストが描かれた貼り紙が目に飛び込んできた。別館中に貼られた、部活にちなんだ様々な怡好の“天使”を不思議に思いつつも、手の込んだ悪戯かと気を抜いているとー。波瀾万丈で事件に満ちた、コミカルな学園ミステリ・シリーズ第四弾。

今回は、あっと驚くミスリーディングが3回用意されているんだけれども、いかんせん鮮やかと言い切れないところが残念極まりない。このシリーズの主人公は葉山君という男子高校生だったはずなのに、なぜか奏とかいうぽっと出の今一つ特徴のないおなごがもう一人の主役を務めている。ん~、葉山君には柳瀬さんという頼もしい変態女性先輩がいるんだから、彼女をもっと活用しようよとか思いながら読み進めるわけですよ。そして文化部の人たちと比較的仲良くなるはずの美術部員葉山君なのに、なぜかこの吹奏楽部員の奏さんとはどこか関係が薄いのよ。なんでかなぁ、と思ったら中盤にまず、これまでずっと1つの事件だと思っていた出来事が実は2つの場所で起こっていたことだという衝撃。葉山君と奏さんは違う高校の生徒だったのだ!!さらにもうしばらく進むと、今度はこの2つの場所で起きた事件が1年の時間を隔てていることも判明。そして最後には、ずっと男の子だと思い込んでいたある人物が女だったとか。こうもやすやすと作者に乗せられたのは悔しいけれども、じゃ鮮やかに気持ちよく騙されたかというとそうじゃない。ラストで怒涛の如く畳みかけるようにひっくり返されたら「やられっちまったなぁ」と思ったんだろうけれども、後半に間をおいて少しずつひっくり返していくから間延びすることこの上なし(素人のオセロゲームか)。しかも肝心な事件の素となった人物にまったくフォーカスされてこないし(ラストにほんの一瞬姿を見かけるだけ)。テーマがボケボケで詰めが甘い、甘すぎる。名探偵伊神さんもたいして活躍しないし(もはやいてるだけ。この人の常識のなさが面白かったのに)。コメディの切れも今一つだし、そろそろシリーズの限界か。

いわゆる天使の文化祭(創元推理文庫)[似鳥鶏]
いわゆる天使の文化祭(市立高校シリーズ)[似鳥鶏]【電子書籍】

読了:悪について誰もが知るべき10の事実[ジュリア・ショウ/服部 由美]

2019年11月16日の日本経済新聞に書評掲載!「人が陥るメカニズムを分析」

「猟奇殺人から小児性愛まで、リベラル化する現代社会でもっともおぞましいものに『科学』を武器に果敢に切り込んだ」(推薦 橘玲氏)

人はなぜ平然と差別、嘲笑、暴力に加担するのか?人間をモンスターに変えるものは何か?ファクトが語る脳と遺伝子のダークサイド。激しい賛否両論を巻き起こす著者の話題書!

第1章 あなたの中のサディストーー悪の神経科学
第2章 殺すように作られたーー殺人願望の心理学
第3章 フリークショーーー不気味さを解剖する
第4章 テクノロジーの光と影ーーテクノロジーは人をどう変えるか
第5章 いかがわしさを探るーー性的逸脱の科学
第6章 捕食者を捕まえるためにーー小児性愛者を理解する
第7章 スーツを着たヘビーー集団思考の心理学
第8章 私は声を上げなかったーー服従の科学

上記宣伝は売るための煽り文句だとは言え、著者はとりたてて「悪」を「おぞましい」とは言っていないし、また「悪」を「遺伝子」と関連付けてもいない(生物学的な相違があるのかという議論はしているが)。アグレッシブなテーマではあるけれども煽り立てるような論展開はしないし、著者は最終的には人間の可能性に希望を持っているとラフは受け取った。

「悪」とはどんなものなのか、絶対的に存在するものなのか(著者は否定しているとラフは読んだ)。また多くの人は物事を単純化して「悪」を考える人は「悪人」という考え方に簡単に飛びつき、そして「私」にはそんなことはできない、と思い込んでいる。でもそうじゃない、人間はちょっとしたきっかけで誰でも簡単にダークサイドに陥るものだということ、また「悪」というものに対して人々が抱いている思い込みや偏見を、多くの事例や研究から解き明かしていく。多くの人は自分は悪だとは思っていないし、なによりも悪いことをしようと思って悪になる人はいないのだ。理性的で落ち着いた論展開であるので安心して読める。

・「殺人ファンタジー」
殺人「悪」を想像した人はみんな「悪人」なのか?人を殺すということを想像したことのない人はいないだろう。しかし多くの人は想像はしても実際に行動に移すということはない。一方でちょっとしたきっかけで殺人を犯してしまう人がいるのも確か。

・「ただしイケメンに限る」
なぜ第一印象が不気味な人を警戒するのか?(ここで、不気味とは何かの定義をして考察するところが重要)。実験により明らかになったのは、人を見た目で判断するというのは実はあてにならないという現実。

・「小児性愛者」
児童ポルノ所有が必ずしも小児性愛加害者ではない。小児性愛加害者が必ずしも児童ポルノ所有者ではない。また小児性愛者が必ずしも小児性愛加害者になるわけではない。小児性愛の傾向を持つ者と加害者は同じではないのだ。被害は防がなければならないことではあるが、本質的な問題がなんであるのか見極めなければならない。

・「自己責任」
「自己責任」という言葉で弱者を切り捨てることについて。発する側にとっては自分自身の今の立場を守ろうとする心理によるものであることが明かされる。なぜそういう現実になっているのかにまで思いをいたせるかどうか。

・「テロ聖戦士」の2面性
過激な思想や信念を持っている者が必ずしもテロの実行犯になるというわけではない。またテロの実行犯がすべて過激な思想や信念を持っているわけではない。過激な思想や信念を持つ者とテロ遂行者は同一ではない。

・どうすればいいのか
人というものはそういう傾向があるということを知っておく、自分で考えることをやめない、おかしいと思ったら立ち止まってみる。それができるのが人間である。そのことにより歯止めがかけられるはずだ。人間は基本的にみんな理知的であるという前提に立ったきれいすぎる理想論のようではあるけれども、ラフはこういう考え方は好きだ。

ちなみに結論の章で著者が述べる10の事実(邦題に合わせて事実とくくっているが、提言も含む。原題は“Making Evil -The Science Behind Humanity’s Dark Side”)。

  1. 人間を悪と見なすのは怠慢
  2. 脳は少しサディスティック
  3. 人殺しは誰にでもできる
  4. 人の不気味さレーダーは質が悪い
  5. テクノロジーは危険を増大させる
  6. 性的逸脱はごく普通
  7. モンスターとは人間のこと
  8. 金は悪事から目を逸らさせる
  9. 文化を残虐行為の言い訳にするな
  10. 話しにくいことも話すべし

今まで自分の中でもやもやしていた様々な事象や思いがすっきりとしたエキサイティングな読書経験だった。

悪について誰もが知るべき10の事実[ジュリア・ショウ/服部 由美]
悪について誰もが知るべき10の事実[ジュリア・ショウ/服部由美]【電子書籍】

Kさんの店

晩に、かれこれ20年くらい懇意にさせていただいているKさんの店に顔を出してきた。

  

こんにゃくのサブジうまい。オクラのカレーもうまい。ごちそうさまでした。

読了:資格試験に超速で合格る勉強法[尾本一明]

偏差値40台・高卒でも働きながら宅建士・社労士・行政書士に!誰でも、今日から始められる超実践的ノウハウ44。合格る人、落ちる人、超速で合格る人ー3つのタイプ別解説で身につく!

1 超速で受かる人は「考え方」が違う!/2 超速で受かる人は「勉強法」が違う!/3 超速で受かる人は「過去問と模擬試験」を使い倒す!/4 超速で受かる人は「時間の使い方」が違う!/5 超速で受かる人は「勉強する環境」をつくる!/6 超速で受かる人は「試験本番」にこう臨む!

著者の経歴をみると(おぉラフと同世代じゃん)もう本当に頑張った方なんだなぁと。学歴コンプレックスがあったこと、困っている人を助けたいと思ったことから一念奮起して資格に挑戦、現在取得した資格をもとに活躍されていらっしゃる。忙しい社会人が短期間で資格試験合格を目指すにはということで自身の経験を踏まえて勉強のコツを伝授してくれる。各種Tipsに対して、1:試験に受からない人、2:試験に受かる人、3:試験に超速で受かる人(3を目指したい)の3種類に分けてそれぞれどういうアプローチをしているのか、どうすれば効率的に第3のカテゴリーに入れるのかを穴埋め形式で整理していく。

とっても熱い本(著者の熱意)なんだけれども、「いやぁ、それはわかるんだけれどもね、それだけのモチベーションがないし、やらなきゃならないと思うとしんどくなってあきらめちゃうんだよね」と思ってしまった自分は、やっぱり資格に対する熱意や切実さというかが全然足りないんだな、また将来に対する自身のビジョンというものもまったくないんだな、ということを自覚するばかり……。だめじゃん、俺。(なのにこの手の資格勉強系の本が好きだったりする矛盾)

資格試験に超速で合格る勉強法[尾本一明]
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読了:まもなく電車が出現します(創元推理文庫)[似鳥鶏]

芸術棟が封鎖され、困ったクラブや同好会が新たな棲処を探し始めた。美術部の僕は美術室に移動して、無事作品に取り掛かれるかと思いきや、美術部の領地と思しき開かずの間をめぐる鉄研と映研の争いに、否応なく巻き込まれてしまう。しかし翌日、その開かずの間に突如異様な鉄道模型が出現!?表題作を含む五編収録の、山あり谷ありで事件に満ちたコミカルな学園ミステリ短編集。

まもなく電車が出現します/シチュー皿の底は並行宇宙に繋がるか?/頭上の惨劇にご注意ください/嫁と竜のどちらをとるか?/今日から彼氏

前作までがすごくおもしろかったので、期待して読み始めたんだけれども、今回は今一つ。まず事件の質がどれもしょぼくなってしまった(ちっせぇよ……しかもどうでもいいよ)。このシリーズの一番の特徴であったコメディ要素も抑え気味でスピード感がなく、今までのノリだと「まぁいいか」ですませられてきたところが、中途半端にシリアスな印象でうまく乗り切れない(粗が目立つ)。「今日から彼氏」に至っては気持ち悪いことこの上なし。葉山君(主人公)、君はそんな人ではなかったはずだよ……(しくしく)。

まもなく電車が出現します(創元推理文庫)[似鳥鶏]
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読了:ユダヤ人の歴史(河出文庫)[レイモンド・P.シェインドリン/入江規夫]

世界をまたにかけて移動し、世界中の人々に影響を与え続けているユダヤ人の起源から現代までの三千年以上にわたる歴史を、簡潔に理解できる入門書。各時代における有力なユダヤ人社会を体系的に見通し、その変容を追う。オックスフォード大学出版局の叢書にもおさめられている基本図書。多数の図版と年譜、索引、コラムを収録。

第1章 古代イスラエル人の起源とその王国ー紀元前一二二〇年以前から紀元前五八七年まで
第2章 ユダヤの地とディアスポラの起源ー紀元前五八七年から紀元七〇年まで
第3章 ローマ帝国下のパレスチナとササン朝ペルシアのバビロニアー紀元七〇年から六三二年まで
第4章 イスラム社会におけるユダヤ人/イスラムの勃興と中世の終わりまでー六三二年から一五〇〇年まで
第5章 中世キリスト教ヨーロッパ社会におけるユダヤ人ー九世紀から一五〇〇年まで
第6章 オスマン帝国と中東におけるユダヤ人ー一四五三年から一九四八年まで
第7章 西ヨーロッパのユダヤ人ー一五〇〇年から一九〇〇年まで
第8章 東ヨーロッパとアメリカ合衆国のユダヤ人ー一七七〇年から一九四〇年まで
第9章 ホロコースト
第10章 シオニズムとイスラエル建国
第11章 一九四八年以降のユダヤ人

イスラエル、エルサレム関係の歴史入門書を先ごろ読んだ。

読了:物語エルサレムの歴史 旧約聖書以前からパレスチナ和平まで (中公新書) [ 笈川博一 ]

読了:物語イスラエルの歴史 アブラハムから中東戦争まで (中公新書) [ 高橋正男 ]


当然、イスラエルの歴史となると、古代イスラエル(主に聖書の記述に基づく)からユダヤ戦役までが描かれた後、(狭義の)ディアスポラの時代を経て、次に再登場してくるのは19世紀のシオニズム運動あたりからとなる。中世がごっそり抜け落ちるのだ。

今回読んだ書はユダヤ人の歴史なので、(狭義の)ディアスポラ時代についても、ユダヤ人がどのように生きてきたのかが分かり非常におもしろい(その時代に該当する第3章から第8章あたりが個人的にはとても新鮮だった)。世界史の中でユダヤ人が置かれた立場(決して彼らが望んだわけではない)を知ると、ユダヤ人の陰謀といったものがいかにバカげた説かが分かる(もっともこの本ではそんなつまらないことを述べてはいないけれども、そんなことはありえないということはわかる)。またユダヤ人は他の民族とは決して交わらないという思い込みがあったんだけれども、他の民族と同化していったユダヤ人もかなり多いことを知った。ヨーロッパにおいては、スペイン起源のセファルディム系ユダヤ人と西ヨーロッパを起源としてやがて東ヨーロッパに中心を移したアシュケナジム系ユダヤ人というように、実は多様化していたことも知った。というわけで「オスマン帝国内のスペイン系ユダヤ人」といった表現も当たり前に出てくる。

ユダヤ世界と非ユダヤ世界の違いを歴史的な経緯から説明し、また「世界史の中で暗躍するユダヤ人」といった間違ったイメージを払拭してくれる入門的良書。

ユダヤ人の歴史(河出文庫)[レイモンド・P.シェインドリン/入江規夫]
ユダヤ人の歴史(ユダヤ人の歴史)[レイモンド・P・シェインドリン]【電子書籍】

物騒なドキュメント

プログラムの実行結果、すなわち出力情報のことを「返値」(あるいは「戻り値」、英語ではreturn value)というが、これは「かえりち」と読む。「かえりち」はIMEの変換ではまず最初に「返り血」が出てくることが多く、そのまま提出された物騒なドキュメントをまれに見かける。