「逆に」と話を切り出されたのに、「そこまでの話とどこが逆なの?」ということがよくあるという話は以前述べたとおり。全然逆でもなんでもなくただ単に話題を変えたい場合に使う枕詞と化している。「逆に」には言葉通りの意味はない。
さておき、「逆に」が「逆に聞くけれども」の意(つまり略)の場合がある。こちらは、問われたけれども、それをそのまま問い返す場合に使う。この場合は「逆に」に意味がある。
「逆に」と話を切り出されたのに、「そこまでの話とどこが逆なの?」ということがよくあるという話は以前述べたとおり。全然逆でもなんでもなくただ単に話題を変えたい場合に使う枕詞と化している。「逆に」には言葉通りの意味はない。
さておき、「逆に」が「逆に聞くけれども」の意(つまり略)の場合がある。こちらは、問われたけれども、それをそのまま問い返す場合に使う。この場合は「逆に」に意味がある。
料理の作り方や手順なんかを「レシピ」っていうよね。「recipe」。ところが、「レピシ」と思っている人が少なからずいるようなのだ。ただの打ち間違いかとも思ったのだが、それにしては多い。
「レピシ」が結構たくさん引っかかってくる。普段から「レピシ」と言っている人が少なくないということなのだろう。
ちなみに、[REPICI]というiPhoneのレシピアプリがあって、わりと重宝している。このアプリの名称は確信犯的に「レピシ」と読ませるのだろう。
オリジナルのソースに当たっていないんだけれども、遺伝学会が「優性(dominant)」「劣性(recessive)」を「顕性」「潜性」に変更することを宣言したとか。確かに「優性」「劣性」と言う日本語では、遺伝子発現したものが生存にとって優れているとか劣っているとか誤解している人も多そうだ。そもそも生存にとって優れているか劣っているかなんて、環境が変わればどっちが有利とか不利とか逆になる場合もあるんだけれどもね。
遺伝子の「優性」「劣性」とは2つの対立遺伝子が「優性」「劣性」で存在した場合、表現型として現れるか現れないかのタームである。高校生物を思い出してもらえばわかると思うんだけれども、遺伝子型が優性遺伝子のみの場合(AA)であれば表現型はA、優性遺伝子と劣性遺伝子の場合(Aa)であれば表現型はA(これが「優性」「劣性」と遺伝子を表現する根拠)、劣性遺伝子のみの場合(aa)であれば表現型はa。
「顕」「潜」は、対立する遺伝子が存在する場合に「現れる」「現れない」という現象の表現なので誤解は減るかと思われるけれども、1点だけ。対立遺伝子が「潜性」遺伝子のみの場合(aa)、「潜性」遺伝子に基づくものが発現するよね。発現する場合があるのに「潜性」とはこれいかに。ま、これは屁理屈ですけれどもね(遺伝子型と表現型をはっきり区別して認識していれば問題にはならない)。
前からずっと気になっている言葉だったんだよ「グノーシス」。キリスト教史に触れるたびに、たびたび顔を出す異端信仰ということだけしかわかってなかったんだよね。どんな考え方なのかまったく知らなかった。でさ、wikipediaにはこう書いてあるのさ。
分かる?ここに書いてあること読んでも俺は全然わかんなかったね。何をおっしゃっているのかしら?ってくらい読むのが苦痛。そうはいうものの、ここらでちゃんと勉強しておこうと思った次第で、最近こんな本を読んでいたのだ。
「グノーシス」はギリシア哲学や二元論的な世界観から生まれた、正統多数派キリスト教とは異なる福音信仰。そもそもが創世神話からして異なっているわけだから、そりゃ異端とされるわな。こんな具合。1:が正統多数派キリスト教、2:が一般的なグノーシスのキリスト論、3:がグノーシスの一派マルキオンのキリスト論。
1:至高神=創造神は、自らが造った人類を罪から救うべく、自らの子イエス・キリストを遣わして人類に福音を伝えた。
2:至高神は、低劣な創造神が造った人類から、その中に取り残されている自分と同質の要素を救い出すべく、自らの子イエス・キリストを遣わして人類に福音を伝えた。
3:至高神は、自らとは縁もゆかりもない低劣な創造神が造った、自らとは縁もゆかりもない人類を、純粋な愛のゆえに、低劣な創造神の支配下から救い出して自分のもとに受け入れようとした。そのために至高神は自らの子イエス・キリストを遣わして人類に福音を伝えた。
この説明ほど衝撃的なものはないよね。グノーシスってのはこういう考えなんだもん、びっくりするよ。ここまで違うんだと。正統多数派キリスト教からは異端とされる「グノーシス」を作者は時代背景から次のようにまとめる。
体制批判のごとく血なまぐさい熱狂もなく、殉教指令のごとく凍りつくような冷徹さもなく、単にギリシア哲学や二元論的な世界観を積極的に取り入れてキリスト教の福音を知的に極めようとした無害で生ぬるい運動。表現がネガティブにすぎるかもしれないが、つまるところ、紀元二世紀のキリスト教グノーシスとはこのようなものであったと言っても間違いではない。
紀元二世紀のローマ世界は、タキトゥスが「まれなる幸福な時代」と書き、同時代のローマ人でさえ「黄金の世紀」と呼んだ、そして後世が「五賢帝時代」と呼ぶ世界なのだ。その中で広がった「宗教」(=信じること)に「知」(=認識すること)を求めた考え方だったのだ。こんなワクワクする考え方を生んだ時代ってすごいとも思ったよ。
個人的大ヒット、すごく面白かった。「グノーシス」が気になって仕方がない人に「グノーシス」入門としてお勧め。
■ グノーシス (講談社選書メチエ) [ 筒井 賢治 ]
情報講義2回目。問題演習に疲れた。なんだか勘違いしていることがたくさんあるよ。
■DNSのキャッシュポイズニングとメール
・宛先メールサーバの情報を書き換えられると、宛先名前解決で悪意ある外部メールサーバにメールが届いてしまい盗聴される。
これはなんとなく分かったような気でいる。
・SPFレコードの偽装の場合は、外部から成りすましメールを発信されるおそれあり。
(DNSのTXTレコードの一種であるSPF(Sender Policy Framework)レコードの偽装<何をおっしゃっているの?)
なんだか、このあたりが頭の中で整理されていないよ。
SPFレコードってのはDNSにあるの?メールサーバではなく?メールサーバにあるのはSPFの仕組み?そもそも、SPFの仕組みは成りすまし防止のための技術ということであってる?
まず受信メールサーバがエンヴェロープFROMの情報を送信元のDNSに問い合わせに行く。送信元DNSはSPFレコードを持っていて、問い合わされたFROM情報をSPFレコードと検証してOKか拒否を返す。受信メールサーバは返ってきた情報を元にメールを受け取るか拒否するかを判断するという理解でOK?
SPFレコードを偽装された場合は、メールサーバからの問い合わせに対して、間違ったOKを出してしまうということでOK?間違ったOKを返してしまうことでなぜ成りすましができてしまうの?
疑問が疑問を生むよ。
晩は、二日連続旨酒会の2夜目にお邪魔する。刺身がうまい。パスタがうまい。酒はもちろんうまい。ヘロヘロになるまで飲んだ。こういうのを痛飲というのかもしれない。日中悩んでいたことをきれいさっぱり忘れた。
「ディジタル」か「デジタル」か、「フォレンジックス」か「フォレンジクス」かはまぁいいよ。本質じゃないし。ログ管理サーバが出てきたからといって、反射的にそこにログを見に行くと回答してはダメ。基本は対象機器のログを直接見に行くこと。ログ管理サーバが出てきたときは、ログの改ざんがされていないかを比較するためにあることがポイント。
というのが受験の鉄則というか回答のポイント。実務でも考慮しなければならないことではあるけれども、これ一本やりでは困る。そもそも、実務でログの改ざんチェックはやって当たり前のことであって、問題文にあるように誘導してくれるなんてことはない。
ある人が書いたもっともらしく世を批判する本をチラチラと眺めたのだが「放射性廃棄物などの有害物質ががん細胞になる」なんて表記を見ると、「あぁこの著者の本は読む価値もないな」と思わざるを得ない。なんなんだこの科学に対する低見識で「科学」を装って世を批判する態度は。放射性廃棄物だろうが有害物質だろうがそんなものががん細胞になるわけないだろうが。だれも朱を入れなかったのか?書くのなら「有害物質が細胞のがん化を誘発する」だろう。なんでこんな残念なものが書籍として一般に流布しているのか。
学生時代に「放射線生物学」という必修の講義があって、その初回で教えられたのは、放射能汚染によってゴジラとか、翼の生えたあるいは目が3つあるモンスターのようなヒトなんてものは生まれないということだった。それはなぜなのか?ということもメカニズムから教育される。
たとえば「遺伝子組み換え」でも。「遺伝子組み換え」がいいか悪いかは別問題で、怖いと言う人は「遺伝子組み換え」と「品種改良」の違いをきちんと説明できますか?ってことだよね。(もちろん遺伝子組み換え食品を避けるという選択をするかどうかは個人の自由)
「知らない、だから怖い」という感情的なものは科学的な態度ではない。理性的な態度でもない。正しく怖がることが重要。
朝っぱらからジムで歩いたりこいできたりして、午前中は自然系のドキュメンタリーを眺めてた。午後眠くなったので昼寝。晩、ちょこっとだけ勉強。
受ける予定の試験主催団体では「デジタル」を「ディジタル」って表記するんだよね。もちろん発表される解答例も「ディジタル」で統一されている。「ディジタル署名」とか。「デジタル」と書いたから減点されるとは思わないけれども、とりあえずは「ディジタル」と書くようにしている。
IPSec用語整理
IKEの実行モード | メインモード 固定IP |
アグレッシブモード 動的IP |
---|---|---|
プロトコル | ESP 認証+暗号 |
AH 認証のみ |
通信モード | トランスポートモード 端末間 |
トンネルモード ルータ間 |
「貴種流離譚」って「きしゅりゅうりたん」って読むんだね。「きしゅりりゅうたん」とか漢字をろくに見ずに読みを間違えていたからIMEがちゃんと変換してくれなかったのも当たり前だな。こんなことで気付く。